イギリス旅行はいつから?入国・帰国時の規制・制限

現在のイギリスの出入国状況や感染状況、マスク着用の義務など現地の情報をご紹介します。

イギリスへの入国

▼新たな規制強化
①11月30日午前4時(英国時間)以降、イギリスに入国する全員は入国2日目が終わるまでに、PCR検査を受けなくてはならない(アイルランドやチャンネル諸島からの入国は除く)、陰性結果が出るまで自主隔離しなくてはならない。
※ワクチンを完全に接種していない場合、2日目に加え、8日目またはそれ以降に追加の検査を受けなくてはならない。
②オミクロン株の感染者と接触した人は全員、ワクチン接種を終えていても自主隔離しなくてはならない。
③12月7日午前4時(英国時間)より、日本からイングランドへ渡航する方は、ワクチン接種証明書の所持有無に関わらず、出発前2日以内の検査受験した陰性証明書が必要。

▼イングランドおよびスコットランドへの渡航規則の見直し
2021年10月4日より、感染状況が特に深刻と判断された「レッドリスト」を除き、入国時の規制が緩和。
イングランド入国の14日前に対象国の保健当局が定めたワクチン接種を終えている人は、入国後に2回目のPCR検査を受けて、居場所追跡を可能にする情報を登録すれば、出発前のウイルス検査や入国後の10日間の自主隔離が不要となる。対象の国には、日本も含まれている。
現時点で、日本は「レッドリスト以外」に分類されており、ワクチンの接種有無により以下のとおり必要となる手続が異なる。

なお、以下の条件を満たしている場合に、ワクチンを完全に接種しているとみなされる。
①英国がワクチン接種証明を受け入れている国・地域(日本を含む)でワクチン(Oxford/AstraZeneca、Phizer BioNTech、Moderna、Janssenのいずれか、またはOxford/AstraZeneca、Phizer BioNTech、Modernaの2種混合)の完全接種を受け、14日以上経過している状態であること。
②「姓および名」、「生年月日」、「ワクチンブランド(製品名)およびメーカー」、「接種日」、「接種国、証明書発行者の両方またはいずれか」が全て記載された国または自治体の保健機関が発行する証明書を所持していること。
※現在日本で発行されている「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」は上記要件を満たしている。

スコットランド政府においても英国政府と同様の見直しが行われ、10月4日以降、日本からスコットランドに入国する場合は入国後2日以内にPCR検査が必要。

1.イングランド入国前10日以内の滞在国・地域が「レッドリスト以外」で、かつ、英国が認める当該国・地域でのワクチンを完全に接種している場合
(1)入国前に実施すること
・入国後2日目の検査予約
・乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)の入力
(2)入国後に実施すること
・入国後2日目の検査受検
(3)不要となること
・出発前3日以内の検査(PCR検査陰性証明書の提示不要)
・入国後8日目の検査受検
・自宅や滞在場所における10日間の自己隔離

2.イングランド入国前10日以内の滞在国・地域が「レッドリスト以外」で、ワクチンを完全に接種していない場合
(1)入国前に実施すること
・出発前3日以内の検査受検
・入国後2日目および8日目の検査予約
・乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)の入力
(2)入国後に実施すること
・自宅や滞在場所における10日間の自己隔離(任意により、自己隔離の早期終了を目的とするTest to Release制度を利用可能)
・入国後2日目および8日目の検査受検

3.レッドリスト国・地域から入国する場合
イングランド入国前10日以内にレッドリスト国・地域に滞在していた場合、英国籍またはアイルランド国籍を持つ者および英国在留資格を持つ者以外の入国は禁止。
(1)入国前に実施すること
・出発前3日以内の検査受検
・入国2日目および8日目の検査予約を含む隔離ホテルパッケージの予約
・乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)の入力
(2)入国後に実施すること
・2回の検査受検を含む政府指定ホテルでの隔離

なお、レッドリスト以外の国・地域であり、英国が当該国・地域のワクチン接種証明を受け入れている国・地域(日本を含む)から入国し、ワクチンを完全に接種している場合については、10月末以降、入国後2日目の検査をより安価なラテラル・フロー検査で可能とすることが予定されている。

▼スコットランド、ウェールズへの入国
イングランドと同様に出発前の3日以内に受検した検査の陰性証明書、10日間の自主隔離が必要。
※詳細は各政府サイトの確認が必要。

イギリスから日本への入国

▼国籍を問わず海外から日本へ入国する場合
①検査証明書の提出
・出国前72時間以内の検査(陰性)証明書の提出が必要です。
・搭乗時に検査証明書を所持していない場合、航空機への搭乗を拒否されます。
・検査証明書の取得が困難かつやむを得ない場合、出発地の在外公館に相談が必要です。

▽入国時に必要な検査証明書の要件
1.検体採取が出国前の72時間以内であること
2.所定のフォーマットを使用して以下の内容を検査証明書へ記載する
・氏名/パスポート番号/国籍/生年月日/性別
・検査法/採取検体
・結果/検体採取日時/結果判明日/検査証明書交付年月日
・医療機関名/住所/医師名/医療機関印影
・すべての項目が英語で記載されたもの
3.検体採取方法は以下のいずかに限る
鼻咽頭ぬぐい液/唾液/鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合
※実際の検体採取箇所が「鼻咽頭」でも検査証明書に記載の検体が「鼻腔」を示す「Nasal swab」や「Nasal and throat swab」などとして記載されている場合は無効となる。
4.検査方法は以下のいずかに限る
RT-PCR法/LAMP法/TMA法/TRC法/Smart Amp法/NEAR法/次世代シーケンス法/抗原定量検査(抗原定性検査ではない)

▽入国時の注意事項
・空港等からの移動も含め公共交通機関の使用は不可です。
・入国後に待機する滞在先と空港等から移動する手段について検疫所に登録が必要です。

②検疫所が確保する宿泊施設での待機と検査の実施
・日本到着時に全ての人に検査が実施され、陰性結果が出たとしても、検疫所が指定した施設等で6日間待機する必要があります。
・入国後3日目、6日目に改めて検査し、その上で陰性と判定された場合に、入国後14日間の残りの期間を自宅等で待機することが許可されます。また、保健所等による健康確認の対象となります。

③誓約書の提出
・国籍を問わず検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。
【誓約の内容】
14日間の公共交通機関の不使用/自宅等での待機/位置情報の保存/接触確認アプリの導入等
※誓約書が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機していただきます。

④スマートフォンの所持、指定アプリのインストール
・入国時、空港検疫で指定の位置情報確認アプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要です。
 ※スマートフォン不所持者は、スマートフォンを借り受けるよう求められます。
・お持ちのスマートフォンに、以下のアプリを事前にインストールおよび設定をする必要があります。
健康居所確認アプリ(MySOS等)/位置情報保存設定(GoogleMaps等)/COCOA(接触確認アプリ)

▽アプリ動作可能なOSバージョン
・iPhone端末:iOS13.5以上
・Android端末:6.0以上

⑤質問票の提出について
・入国後14日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。
・質問票WEBで回答完了後、QRコードが表示されるので、表示されたQRコードをスクリーンショットで保存するか、印刷をして検疫時に提示する。
・質問票WEBへのアクセスはこちら「https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp」
※メールアドレス、電話番号は日本国内で入国者ご本人が使用できるものを質問票に必ず記載する。
1.質問票WEBの入力方法
(1)厚生労働省の質問票WEBページにアクセス
・言語を選択
(2)入国者情報を入力
・日本到着日/航空機の会社名/便名/座席番号/氏名/国籍/性別/生年月日
(3)日本滞在情報を入力
・日本国内の住所(ホテル滞在の場合はホテルの住所)
※滞在先の所在地を把握していない場合は、宿泊、滞在先施設の名称(アルファベット)と電話番号を入力する。
・日本入国日から14日以内に日本を出国する予定がある場合は出発予定日等を入力する。
(4)流行地域滞在情報を入力
・日本に入国する日の過去14日以内に滞在していた地域を選択
(5)過去14日以内の体調情報を入力
・発熱、せき等の症状有無、症状がある人との接触歴
・患者等の接触歴
・体調の異常の有無(異常がある場合の症状)
・解熱剤、かぜ薬、痛み止めなどの使用
・日本入国後の14日間の待機場所
・自宅以外に待機する場合は具体的な場所を入力
・公共交通機関を使用せず移動する方法を確保しているか
(6)フォローアップ
・健康状態の確認をするために、日本国内で入国者ご本人が使用できるメールアドレス、電話番号を入力
2.質問票WEBに加え、「12条に基づく質問」にも入国前に予め回答し、検疫時に提示

⑥入国後14日間の待機期間中のルール
1.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による位置情報・健康状態の報告(毎日)
(1)ログイン(利用開始の登録)
・専用のQRコードからインストール
・日本国内の空港到着時、パスポート番号、生年月日を入力して利用開始
(2)待機場所の登録・現在地の報告
・待機場所に到着したらアプリで待機場所を登録
・1日複数回「現在の位置情報」を求める通知が届くので、「現在地報告」ボタンを押して応答
(3)健康状態の報告(MySOS)
・1日1回、健康状態確認をお願いするMySOSの通知が届くので、案内に従い健康状態を報告
2.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による居所確認(随時)
・入国者健康確認センターから登録待機先の居所確認のため着信があったら必ず応答(ビデオ通話)
3.スマートフォンの位置情報記録の保存設定(GoogleMaps等の設定)
・陽性となった場合など、保存された位置情報を保健所などに提示するために必要な設定
4.COCOA(接触確認アプリ)の利用

▼すべての外国人の新規入国等を禁止(11月30日午前0時より)
11月8日から例外的に認めてきたビジネス目的の短期滞在者や留学生、技能実習生を含め全ての国を対象に当面の間、入国を原則停止する。

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