【新型コロナウイルス関連】米カリフォルニア州の現状

米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、新型コロナウイルスとの共存を前提とした経済再開のための新たな計画を発表し、計画を始動させております。
「より安全な経済」を目的とした今回の計画では、1日の新規感染者数(10万人当たり)と検査陽性率の指標に基づき、各郡を感染状況で色分けしております。


(1)広くまん延(Widespread)-紫色(注1)、(2)かなりまん延(Substantial)-赤色、(3)中程度のまん延(Moderate)-オレンジ、(4)低度のまん延(Minimal)-黄色の4段階に分類しています。


ビジネス活動への制限が最も厳しい「紫色」の段階では、非エッセンシャルビジネスは原則、リモートワークが求められる。飲食店はテークアウト・デリバリーや屋外での営業のみ認められる。小売りは店内の収容人数を25%に制限して営業可能です。

8月末日時点で州内58郡のうち、「紫色」に該当する郡が38郡と最も多く、「赤色」「オレンジ」がそれぞれ9郡、「黄色」が2郡となっています。
毎週火曜日に前週のデータに基づいて各郡の段階を判断します。
各郡は制限が緩和される次の段階に移行するためには、次段階の基準を2週間連続で満たさなければならない。また、「赤色」「オレンジ」の段階にある郡は次段階に移動可能になるために少なくとも3週間、同じ段階にとどまる必要があります。
現在の段階の基準を2週間連続で維持できない郡は、より制限の厳しい前段階に後退します。
各郡の状況はカリフォルニア州のウェブサイトで確認できます。

新しい計画で定めた経済活動への規制について、郡によってはより厳格に運用する例がみられます。
例えば、「赤色」の段階にあるサンフランシスコ市・郡は9月1日、低リスクの屋内ビジネス活動(理髪店、美容院など)は同月末を目標に順次再開すると発表したが、州の計画に従えば再開可能な飲食店の屋内営業は含まれていないです。

他方、同じく「赤色」の段階にあるナパ郡は州の計画に沿って8月31日から飲食店の屋内営業の再開を認めると発表しています。

「紫色」の段階にあるロサンゼルス郡は9月2日、美容院と理髪店の屋内でのサービス提供について、収容人数を25%に制限するなどの条件の下で再開を許可すると発表しています。
州のガイドラインでは、一番制限の厳しい「紫色」段階でも美容院と理髪店の屋内サービスは認められています。

アメリカの日別の感染者数(上段)と死者数(下段)の推移(棒グラフ)。実線は直近7日間の平均  出典:COVID追跡プロジェクト、8月31日更新

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